2008年7月18日 更新


第22回 (2008年10月)
  日本靴医学会学術集会
オフィシャル・サイト

御挨拶


会長 町田英一
  
 伝統のある日本靴医学会の第22回学術集会をお世話させていただきますことは大変光栄であり、厚くお礼申し上げます。

 私は長年にわたり、日本製靴技術協会など、ドイツ整形靴に関連する先生、企業、シューフィッター、マイスターの方々と研究をさせていただいております。そこで、本集会では整形靴に関する、研修講演、新しい研究に力を入れております。

 お陰様で31題の演題を応募いただきました。それぞれ素晴らしい内容で、活発な討論をお願い申し上げます。主題として「外反母趾」「子供靴」を組みました。特別講演として、日独のトップクラスの4人の先生方にお話しいただきます。

 「ドイツのオートペディシューテクニック」M.ステルツァー先生には、我が国ではあまり知られていないドイツ整形靴技術の現状について御講演いただきます。日本、アジアにおける靴医学の将来の参考になると期待いたします。
 「こどもの足の変形」町田治郎先生は、会長の実弟でありながら実直に、こども病院で治療にあたられています。今回は内反足、二分脊椎、脳性麻痺などについて御講演いただきます。小児整形外科は特に長期間の経過観察と治療が必要であり、成人になっても靴医学に基づいた靴の調製が必要なので、こうした疾患の理解は必須であると思います。
 「巻き爪、陥入爪治療のコツ」塩之谷 香先生は、お若いながらも、数千例のマチワイヤの御経験があり、さまざまなトラブル対処法を教えていただけると存じます。
 「間違った靴選び」久世泰雄先生は日本におけるドイツ整形靴の草分けであり、FHA マスターオブシューフィッターとして御活躍しているばかりでなく、教育機関フロイデなど後進の指導にも心血を注いでいます。
 患者さんに喜んでいただくには靴メーカー、靴職人、シューフィッター、義肢装具士、理学療法士などなど、多くの職種とチームを組んで実践する事が必要です。すこしでも靴医学に興味のある、"すべての方々" を歓迎いたします。

 会場の東京ステーション・コンファレンスは東京駅に直結した新しい施設で、場所、設備とも期待できます。お忙しい遠方の先生方にも是非とも参加していただきたいと願っております。

第22回 (2008年10月)日本靴医学会学術集会 会長 町田英一

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