例: 外反母趾、健康保険 3割負担 の場合の自己負担金額
病院へのお支払い
初診料 | 873円 |
再診料 | 380円 (加算がつきます。) |
X線写真 両足 | 1010円 () |
足底挿板作成のための採型料 | 4,200円 |
合計 | 6,800円 |
健康保険の金額は変更になる場合があります。追加の検査や診断書料が掛かる事があります。(2024年 10月 3日現在)
義肢装具士へのお支払い
足底挿板 | 約13,070円 43,566円を患者さんが立て替え払い、自己負担が3割の場合、後に7割返却) 2018年 改訂 |
当院ではドイツの材料を使用した厚い中敷きを作ります。足底挿板の価格は決められています。病院で作る足底挿板は薄い物や短い物を作っても同じ価格ですから、良い材料で作る事をお勧めします。足底挿板の料金は全額を患者様からお預かりし、健康保険組合などの支払い基金に診断書、義肢装具士の領収書などを提出して、手続きをとれば、後日、金額の7割が、患者様に返却されます。
この金額は厚生労働省により決められています。他の調整を追加し、加算する事もあります。既に病院で、健康保険を使って足底挿板を作った場合には成人では前回の診断書の日付から1年6カ月経過しないと、健康保険は使えません。ですから2足目を御希望の方は、シュリット社(アルカ)などで自費でお作りになるようお勧めします。
補装具の種目、購入又は修理に要する費用の額の算定等に関する基準 | 第6号 (平成25年1月18日改正) |
「シャウム」で足の型取りをします。シャウムはドイツ製のスポンジの様な型取り用の材料です。
足を入れて立つと、沈んで型が採れます。
シャウムに樹脂を流し込んで足型の陽性モデルを作成します。
陽性モデルに合わせて足底板を作成します。
2週間後に再診 仮合わせ
装具の再診の時間を予約させていただきます。
出来上がった足底板です。この例では足の裏の形が複雑なために、体重を適切に分散する形に作りました。
異なる3種類の材質を用い、底の材質は硬く、土踏まずと中足部パッドが隆起しています。表面は「マルチフォルメ」です。マルチフォルメは通気性に優れ、適度な柔らかさ、滑り摩擦があります。
シャーレ、つまり踵部の凹みが強く、踵をしっかりとサポートします。
糖尿病性神経障害、脊髄症などによる「しびれ」知覚異常には、さらに軟らかい材料を使います。
4週間後に再診、納品
靴に作成した足底板を入れます。
しばらく御使いいだいてから出来れば3から6ヵ月後ぐらいに再診するようお勧めします。柔らかい材質を使いますので、数ヵ月で表面の材料は潰れてしまうので定期的に修理いたします。
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