dr-machida.com 足と靴の医学 / 整形外科医師 : 町田英一 | Menu |
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成人型糖尿病(2型糖尿病)の足に関する質問集注意 : ここでは日本人の糖尿病の95%を占める2型糖尿病・インスリン非依存型糖尿病・成人型糖尿病について解説しています。1型糖尿病やインスリン依存型糖尿病 、つまりインスリン注射を行っている方は運動療法などについて主治医の指導を受けて下さい。
まず足の血流が悪くなり、皮膚の潰瘍、壊疽に進み、切断をしなければならないことがあります。 そして足に行く神経がやられます。足の裏が敏感になってわずかの小石でも踏めなくなり歩きにくくなります。一方、足の裏の感覚が鈍くなって、足に傷ができても気づかなくなることもあります。 神経がやられる、関節を守ることが出来なくなり、関節が破壊されることがあります。これを神経病性関節症と呼び、足の形が変わってしまいます。
そこで欧米と同じく長期合併症が問題になります。欧米では日本よりも一歩先に足の障害が増えています。そこで糖尿病用の整形靴が使われています。
糖尿病用の整形靴を勧めます。整形靴は厚い中敷きを取り外すことが出来、足の裏の形に合わせて。軟らかい中敷きを加工します。 室内でも調整した中敷きの入ったサンダルを用います。欧米では糖尿病患者さんの入浴用の靴も作られています。 こうした糖尿病用靴は日本ではほとんど作られていませんし、健康保険の対象にはなりませんから高価なのが欠点です。
欧米では糖尿病用の靴下が市販されていますが日本では、まだほとんど有りません。
ただし激しい化膿をしている場合には、爪を抜いて早く化膿を治さなければならないこともあります。その後は新しい爪が巻かないようにを爪をコントロールします。
残念ながら医師の指摘どうり切断が必要です。 足の指の切断をした後には靴に対して特に注意が必要です。糖尿病用の靴、中敷きを履き、足への圧迫が狭い面積に集まらずに、均等にかかるようにします。
タバコは減らすとよけいに辛くなります。タバコはぴたっと止めるのが禁煙のコツです。 糖尿病用の中敷き 左の潰瘍が有りましたが、糖尿病用の中敷きを1カ月間使用し、右の写真に示すように改善しました。 写真の患者さんに用いた糖尿病用の厚くて軟らかい中敷き。 ホームに戻る | 次のページは脚長差用の靴は.... |