Dr町田_2016_ivo_濵田_抄録
dr-machida.com
足と靴の医学 / 整形外科医師 : 町田英一
dr-machida.com  >  ニュース  > 抄録

2016年2月20日 第12回 日本整形靴技術協会学術大会_大阪市_抄録

 

パンプスを履いた際の痛みの調査



濵田薫(1)、久世泰雄(2)、町田英一(3)

(1)株式会社アルカ、(2)株式会社シュリット、(3)高田馬場病院整形外科


【目的】店頭において、女性からのパンプスを快適に履きたいという強い要望があるが、事前に行ったアンケートでは、パンプスを履かない理由として、「痛み」が最も多かった。
 本研究ではパンプスを履いた際に出る痛みを調査し、その特徴を理解する。

【対象】成人女性61名、パンプスを履いた際の痛みを、100mmの痛みスケール上に記入した。その数値をもとに、対象者を A. 痛みスケール5.0以下 B.5.1以上の二つに分け、比較を行った。

【方法】1. 対象者の足囲、甲周、踵周、足長、外反母趾角を計測し、さらに足底の第1〜5中足骨骨頭部のタコの位置を調査した。2. パンプス着用時に、痛みの出る箇所についてのアンケートを行った。

【結果】1. 外反母趾角度の平均はBの方が大きかった。2. グループAは小趾側の痛みを、一方、Bは母趾側の痛みを訴える傾向があった。中足骨骨頭に関しても、グループBの方が痛みを訴える割合が大きかった。

dr-machida.com 2016年3月11日更新